エロい！可愛い！ギャグ！3拍子揃った人気マンガ『レトルトパウチ! 1巻』横槍 メンゴ

レトルトパウチ! 1 (ヤングジャンプコミックス)
横槍 メンゴ (著)

君は淫らな僕の女王を読んで、横槍 メンゴつながりで読んだ。

まー冒頭から主人公とヒロインがぶつかってお決まりのパンチラシーンから入って、主人公は童貞、ヒロインは処女、二人は同じ学校、学校は超名門校「襟糸（えりいと）学園」、生徒は全員金持ちのエリート、さらには全員美男美女、先生も美女。

もうこの時点でくっそくだらないと判断できる為、ある意味読者に優しいよね。
最初の数ページで読み手は「あー糞漫画だなぁ」って理解させてくれるんだから。

で、ただこの学園は他の学園ものと違うところはですね、なんとこの学園はエリート同士をくっつける為に性に関する授業がメイン、ってかわかりやすく言うとエロ学園なんですね。

まー朝から放課後まで生徒は学校内でやりまくり、授業ではコンドームが配られて、生徒はゴムを膨らませたりとかして遊んじゃってる始末。

もう全く感情移入できないというか、ただのエロ漫画を読まされてる気分でページを進めていくんですが、ヒロインの女の子は処女なんでゴムが配られただけで顔を真っ赤にしちゃううぶっこなわけです。

そして主人公は童貞で「この学園は狂ってる…」とか言っちゃうちょっと痛いやつ。
いや主人公は正しいのか。

結局ヒロインは先生に目をつけられて放課後に呼び出されちゃうんですけど、呼ばれた先にはバーチャルセックスマシーンみたいなのがあってそこでエロ本能を開化させる的な展開に。

ヒロインはこのマシーンで感じさせられて、「きもちいいっ…」とかなっちゃってるんですけど、…なんだよこれ。

ただのエロ漫画じゃん。

ほんとくっだらねーなー！！！
ストーリーなんてあったもんじゃないし、女の子が可愛いだけで話の中身はスッカスカじゃねーか！！！

なんて思ってたんですけど一通り処女のヒロインがマシーンに気持ちよくさせられた後にマシーンを操作してた教師が一言

「彼女は”処女四天王”の中でも最弱…」

しょ、処女四天王！！？？

急に意味不明の単語が飛び出してきて、これはもうくだらないを通り越して、というか一周してなんか楽しくなってきた。

そしてこの漫画の良いところが、こういう処女四天王とかいう謎単語が出てきても登場人物達が「処女四天王！？（ガビーン）」みたいな寒い笑いに走る演出とか、冷静な主人公が「処女四天王ってなんですか…？」みたいな解説を促すようなやり取りは一切ないところ。

すんなり処女四天王って単語を受け入れていて数ページ後にはヒロインが自ら「だって私…”処女四天王”だもん!!」とか言い出しちゃう始末。

ここまでくると処女四天王に反応してた読者の俺が逆におかしいのか？って思えてくる世界観。
「くっだらねー！」とか言ってた俺の方がくだらなかったです。はい。

当然ヒロインがそんな発言をした後には主人公もしっかり

と、かっこよくキメます！

でもそんな幸せそうな二人の背後にはすでに処女四天王の中の二人目が登場！！

なんと彼女はスティーブ・ジョブズ！ではなく、スティービ・ジョベスの孫らしいです。

その後も、その孫の親戚の子

だとか、その友達の

だとかも登場して（※二人は処女四天王ではありません）なんだかんだで可愛い女の子達が溢れるエロエロなハーレム世界を作り上げるあたりこの作者の才能を感じざるを得ません。

実際話はつまらんしこんな糞漫画に金を出したことには結構後悔はしてますけど、わりと女の子達のことは色々な特徴を使って描き分けてくれてたりと、非常に読みやすいです。
面白いかどうかは置いといて。

まあ結論としては早く2巻が読みたいです。ほかの処女四天王気になります。

レトルトパウチ! 1 (ヤングジャンプコミックス)

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横槍 メンゴ 集英社 2014-11-19

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