この完成度でデビュー作！『無限の住人 1～30巻(完)』 沙村 広明 (著)

今や一流作家の沙村広明先生のデビュー作『無限の住人』。

江戸時代を舞台に100人斬りの異名を持つ「不死身の剣豪」が主人公。と中二心をくすぐられる作品。

1巻から素晴らしい画力で線が多く、非常に細かく丁寧に描かれてるんだけどその線の多さからか最初は戦闘シーンとかもなにやってんのかすげーわかりにくいし、話もわかりにくいし、4巻ぐらいまですげー読むの苦痛だったわ。

でも5巻ぐらいからだんだんと盛り上がってきてそっからは止まらない！！って感じで面白いし、まーとにかく登場キャラや武器がオシャレでその辺りでも中二心をぐいぐいつかんでくる。

ただいかんせん女キャラの顔が似たり寄ったりで区別つきにくいし、この人の漫画いっつも女キャラの区別つきにくいんだよ。

まーでも初期から上手い絵も後半になるにつれてさらにどんどん上手くなっていくし、刃で斬り合うだけでよくここまで盛り上げて描けるもんだなとも思うわ。

後半の逸刀流やら六鬼やら主人公やらで色々な人たちが入り乱れる感じとかもほんとワクワクしながら読めました。

30巻まで続いたことに関してはなげーよ！って感じですね。

今は1巻がKindleで無料で読めるみたいです。

無限の住人(1) (アフタヌーンKC)

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沙村 広明 講談社 1994-09-19

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