人気百合マンガ『青い花 1～8巻(完)』 志村 貴子 (著)

お嬢様学園に通う幼馴染の女2人とそれを取り巻く女たち。
ほぼ男が出てこない百合マンガ。百合といってもエロはなし。

もーこいつの漫画はいっつも雰囲気ばっか。
オシャレな雰囲気作ってなんか良い感じの漫画に仕上げてるけど読んでてイライラすんだよ。

まずもう少し描き分けしろよ。顔みんな一緒。
同じ顔の人物たちでなんかそれっぽい雰囲気作って名作っぽく仕上げてるとかあだち充かよ。
まー俺はあだち充作品は好きなんですけど。こいつはあだち充より描き分けできてない。

しかもその描き分けできてない状態で過去の話とかも入れるから同一人物が髪型変わってたりしてもうどんどんわからなくなる。

おー髪伸びたねー！みたいなシーンでも新キャラが出てきたのかと思ったわ。
髪型でしかキャラ区別できないからね！！

そんでストーリーはというと、主人公の一人である「ふみちゃん」はもう一人の主人公である幼馴染の「あきらちゃん」が好き！
二人は別々の高校に通うけど二人ともお嬢様学校で学校同士の交流もあって、ふみちゃんは自分が通う学校「松岡女子」の杉本先輩（女）と付き合うことになって、でも杉本先輩は実はあきらちゃんが通う学校「藤が谷女学院」の先生（男）が好きで、その先生は杉本先輩の姉と結婚することになって、藤が谷女学院には杉本先輩を好きな井汲ちゃん（女、あきらちゃんの友達）がいて、井汲ちゃんには許婚（当然男）がいて、あとふみちゃんは過去にイトコのお姉さんのことも好きでいて、あとあとあきらちゃんの友達はあきらちゃんの兄と付き合って…

あああああ！！！！もうわけわかんねーよ！！！

こんな複雑な関係を描き分けせず描くからな！まじでイライラすんだよ！！

でもなんだかんだで少女漫画なんかよりもオシャレな恋愛模様を描くから志村貴子って評価されるんだよなぁ。。

わりかし途中まではわかりにくいながらも面白く読めてたんだけど、それでもやっぱ最終巻まで読んだ上での感想は
「どーでもいーわ」
って感じでした。

百合が好き！とか百合マンガが好き！とかアタシ百合です！とか女子高でした！って人は楽しめるんじゃないでしょうか。
俺はバリバリの男で女の子が好きなノーマル男性なんでイライラするばかりでした。

でも志村貴子の漫画ってなんだかんだ面白いから切れないんだよなぁ…。

青い花 1巻 (F×COMICS)

posted with ヨメレバ

志村 貴子 太田出版 2005-12-15

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