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『二瘤駱駝 1巻』 明石 英之 (著), 雨中 恭 (原著)

   

二瘤駱駝(1)

きんぼしの明石英之さんということでかなり期待してたんだけど蓋を開けてみたら原作がついてきてほんとがっかり。
おめーは絵よりも中身で勝負しろや!いや絵も独特の味があって俺は好きだけど原作とかつけんな!アホか!

と思いながら読んでみて案の定微妙。
まあヤンマガ連載の中では読みやすし、一応毎週読むつもりだけど全然続きが気にならないし、これこそいつ打ち切られるかと思う状態。
※このレビューは別サイトにて2011年04月13日当時書いたもので、当時は連載中でしたが現在は4巻まで発売され完結しております。打ち切りだと思います。

そもそも無名ボクサーが実はむっちゃ強いです!って展開はもうつまんねーから。
そんなことありえないから!じゃあ逆に最初は弱いけど実は才能あって努力して強くなって…っていうはじめの一歩型の展開はありだけど主人公を不良にしたもんだから、ツッパってるのにボクシングだけ必死に努力してたらそれはそれでアホみたいだし、なんかのエピソードがあって心変わりして努力するようになって…ってのももうありきたり過ぎるし、そもそもボクシングとかは強さを数値化出来ないし説明出来ないから難しいんだよ!

例えば野球漫画なら『155㎞!!』とか『3打席連続HR!!』とかそういう「す、すげー!!」的な展開が作り易い。
サッカーならドリブルとかで『何人抜き!!』とか『あの場所からシュートを!?』とか色々出来るわけよ。
同じ戦うにしても不良漫画とかなら雑魚とかとしょっちゅう戦うからそういう雑魚達をバッタバッタ倒していったり、色々とエピソードをつけて「超強いよ!」って持ち上げられた敵キャラを簡単に倒したりして「すげー!つえー!」って演出ができる。

せめてボクシングだとしても、主人公に読者を惹きつける特徴を作れば良いとは思うんだけど
はじめの一歩とかで言えばこの『パンチ力は!!』とか『このスピードは!!』とか抜きん出てる能力とかね。
性格とかもいじめられっ子な気弱だったけど、真面目な性格で練習にも一生懸命、猪突猛進なその姿勢は練習でも試合でも一歩も引かずに前へ、前へと向かっていく戦うスタイルってのがはじめの一歩を輝かせてると思う。
だけど今回のこの漫画の主人公は体は細め、背丈も並な不良。
これで結局パワーキャラにしちゃったらありきたり、スピードキャラにしたら不良なのにスピードキャラって…的になるしで、結局今のところの特徴が変則的な戦闘スタイル。
それはないだろ、と言いたい。
お前はあしたのジョーのハリマオみたいなのが主人公だったら面白いか?
はじめの一歩のウォーリーが主人公だったら面白いか?
そもそも、そういうのは技術は荒削りだけどジャングル育ちの彼らには桁外れの才能・運動能力がある…みたいな設定で活きるわけで、ただの日本で育った不良がそんな桁外れの運動能力があったらもっと有名になっとるわ!って思うし、そもそもあしたのジョーのハリマオにしてもはじめの一歩のウォーリーにしてもつまらなかっただろが。
なんでこいつ出したの?ってぐらい無駄な展開だったし、それを主人公に当てはめたらそりゃつまらんよ。

あとプロボクシングを題材にする上で難しいのが階級やランキングの問題。
同じぐらいの奴同士で戦うわけだから雑魚キャラを倒すようなイベントを作りにくいし、強い奴に圧勝しちゃっても微妙になるし、そもそも最初から強い奴(ランキング上位)とは戦えるわけないし、強そうに見えるデカい奴とかとも戦えないし、そうなるとじゃあどの段階で良い勝負にしていくか…ってのが難しいしで、もうその時点で微妙なんだよ!
そういう色々と難しい設定の中でも魅せ方ひとつで漫画は面白くなると思うんだけど今のところこの原作にそんな光る点はなし。
なんで熱い漫画描かせたら最高だと思ってる明石英之つかって、こんなつまらんボクシング漫画にしたんだよ!

ということで冒頭でも書きましたがこのレビューを書いたのが2011年04月13日。
連載されていたヤングマガジンで毎週欠かさず読んで最後まで読みましたが最後までパッとせずつまらないだけの漫画で打ち切られてました。
1巻は買いましたが2~4巻は買ってません。
明石英之さんはその後もフラワーという殺し屋の漫画とかも描かれてますがこれもすげーつまんないし、ほんときんぼしはなんだったんだよと思うばかりです。
でもずっと応援しておりますのでどうかまたその才能が輝く熱い漫画を描いてください。期待してます。

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